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2018年4月25日 (水)

上念司さん「経済で読み解く」シリーズの本の事。

何かを作ってゆく事が、やっぱり面白いと思うんです。

ソフトであれ、ハードの面であれ。

それが、他人に喜んでもらえたらとっても良いです。

と、思っていましたら、

上念司さんの、4冊本シリーズがとっても合点がいきました。目から鱗の剥がれ落ちる思いでした。

Jyounennsann1

Jyounennsann2  

あとの、『経済で読み解く豊臣秀吉 東アジアの貿易メカニズムを「貨幣制度」から検証する』と、

経済で読み解く織田信長 「貨幣量」の変化から宗教と戦争の関係を考察するは、

女房に渡してあるので、今の、居場所は所在不明です。

ちょっとその辺を見渡してみました。女房はまだ寝ています。カラスもまだ寝ています。

Suketti1

女房の作業中のスケッチブックです。

Suketti2

なるほど、こう見ていましたか。

おネギの状態です。咲いてきました。

Negi0

おネギの花が順々に咲き、ほんの小粒の黄色いつぶつぶがかわいいです。

Negi1

よく見ると、黄色い点も、

上から半分ぐらいの粒々は、花粉がはらけています。

触ると、花粉が付いてきます。

下の方、半分ぐらいの粒々は、カチッとしていて、

触っても、花粉は付いてきません。

女房は、近いところを見るのが苦手です。

わたくしは、メガネを取ると細かな所が良く見えます。

実に結実してゆくのがたのしみです。

雨が止んだら、

お日様に当ててやりましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

2018年4月22日 (日)

ネギのつぼみのこと。擬宝珠ですね。 小説「東雲物語」のこと。

女房が、何やら、真剣にやっていました。

Neginotuhomi1

Neginotuhomi2_2

スケッチの対象は、ネギ。

Neginotuhomi4

ネギのツボミですね。擬宝珠(ぎぼし)の事です。

葱の事は『倭名類聚抄』や『類聚名義抄』に出ています。

ネギの原生地は、モンゴルの高地のところだそうです。

いわゆる、2代目のクニサツチの「カのミコト」の所、

あるいはその近くかも知れません。

よく見ますと、本当にツボミが美しいです。

Neginotuhomi3

ネギのツボミ、ウタに詠みました。

並べただけのウタですけれど。

Negi

Neginotuhomi5  

ヲシテの方、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」での用例です。

Negi_2

神主の意味の「ネギ」が一例と、

地名の「ネギ」「ネギノ」の各一例です。

「ネギノ」の「ノ」は、特殊ヲシテ文字の縦横突き抜けの「ノ」です。

よく、野っぱらの意味の言葉に使われるのが、縦横突き抜けの「ノ」のヲシテ文字です。

さて、「ネギ」の用例は、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」には、

こんなにも少ないです。植物の葱の「ネギ」かどうかも、微妙ですね。

こう言った、微妙な事柄が多いです。

やっぱり考古学の成果を楽しみに待つしかない模様です。

          ・

晩春の便りです。もう、初夏を思わせる日射しです。

Houseninnsan

昨日の、京都の寺町通りの法泉院さんで、テッセンのお花が綺麗でした。

Tenssenn1

睡蓮の新芽も美しかったでした。

Hasu

入り口には、イワヤツデの象さんと、トクサのお待ち兼ねでした。

Iwayatude_2

会場にて。

道中、ハナミズキが満開にて、

ネクタイも合わせました。

Kousyuukai

ー 追記 ー

むかし、伊勢で講義をしていた頃に、

来ていた人から電話がありました。

「アワのうたを唱えると元気になると、このごろ耳にしますけれど…」

「わたくしの方は、国学の樹立を目指していて、ずっと変わりませんが…」

それが、どうもチンプンカンプンでした。

「アワウタの健康関連の事はどう思われていますか?」

「わたくしの方は、ずっと変わらずに、国学樹立です」

まだ話が噛み合わないんですね。

「アワウタのスピリチュアル系の事をどう思われますか?」

そう言われて、やっとピンときました。

「あ、あちらの人達は、いわば小学生レベルです。

ヲシテの字も書けやしませんし…。

こちらは、いわば大学生レベルです。

目指すところはですね。

もちろん初めておいでのお方も多いです。

目指す目的の違いという事なのでしょうね」

まあ、そういう事なのだと思いました。

詳しくは、

小説の「東雲物語」に解かり易くまとめましたので、

そちらでご覧願いたいと、このことを、

昨日は言い忘れておりました。 

このブログが、目に留まって下さいますといいですね。

銅鐸の不思議や、縄文土器の素晴らしさについて、

わが国の本当の歴史を知りたいと思われたお方さま、

いわゆる、「縄文文明」の本当の事を知ろうと、

単なる拝み屋さんの対象物探しでは無くでしたら、

わたくしは、大歓迎です。初めての人も多くおいでになられます。

 

 

 

 

 

  

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

  

 

2018年4月14日 (土)

小畑弘己さん 『タネをまく縄文人』、稲作以前の農耕のくわしい事情が圧痕から解かって来ました! 追記、集いの時のノト(祝詞)のこと。

小畑弘己さん 『タネをまく縄文人』面白いです。

Tanewomaku

やっと、縄文時代の農耕の姿が解かりつつあります。

マメ(大豆)と、アズキが重要な栽培植物であったことが解かってきたとの事です。

もちろん、クリもマテバシイも、重要植栽植物です。

その時代からずっと時代が降って、

稲作が始まってくる訳です。このころが、アマテルカミの時代ですね。

その意味では、

わが国は、弥生時代からは「瑞穂の国」ですが、

そうは、簡単に問屋が卸してはくれないんです。

なぜならば、

あの、縄文土器の素晴らしさを、

目を覆って見ないふり出来ますか?

そうなんですよ。

もっと古い時代に、

縄文時代の前期には、クニトコタチさんに拠って「縄文建国」が、

成し遂げられていたのでした。

知らない事は、ホントに多くて、

わたくしも、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」で、驚愕の事実に、

突き合わされて、もう、ドキドキが40年来です。

正確に言えば、63マイナス17ですから、46年になりましょうか!

くわしくは、まさに、

『ホツマツタヱを読み解く』(池田満、展望社)で、

稲作以前のわが国の「縄文建国」のことを、

解き明かしておきましたが、

考古学の裏付けが、さらに、

考古学の進展は日進月歩です。ついにここまで進んできているようです。

小畑弘己さんは、土器に残る圧痕の痕(あと)から、

植物のタネの品種の同定や、害虫などのムシの同定もするんですね。

新しい分野です。

なにしろ軟X線も用いて、土器内に隠れた空隙の、

そのタネやムシの形状も探し出すんですって!!

最新工学を使った、最新考古学です!

まさに掘り直し!

ほんの、数年前からの新手法だそうです。

また、驚くなかれ、

さらには、ムシのその大きさから、

何を食材としていたのかも、検証して解き明かすのですから、

シャーロックホームズ級です。

Kokuzoumusi

     <小畑弘己さん『タネをまく縄文人』(吉川弘文館)

       では、新解明で、縄文早期がいわゆる、

       栽培・栽植の原点じゃないかと言うわけです。

       さてさて、文献学から言える根拠は何かと言いますと、

       記紀の原書の、

       『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」での、

       「むかしこの きくさお(を)ツト(土産)の」

        (ホツマ4アヤ3ページ)

       の文章が根拠となります。

       栽培・栽植の農耕文化の萌芽です。

       ここに、わが国の「縄文建国」が起きたわけでした。

       さて、この時期が何時なのか?

       三内丸山遺跡の出土例から、

       少なくとも6000年前と、わたくしは仮に推定していました。

       でも、コクゾウムシの大きさ比較からは、

       縄文早期の筋も見えて来つつありますね。

       今から、9000年前にさかのぼる話になります。

       予想はしてはいましたが、わたくしも、うすうすは、です。

       やっぱりね! と、思いました。

       すごいですね! わが国の建国の歴史は、

       9000年になるという事なのか? なのです!! 

       小畑弘己さんの解明は、

       わが国の建国の歴史を3000年さかのぼらせた!!

 

       偉業という事になります。

       当然の事、ノーベル賞の選考のテーブルにあがりますね。

       わたくしの専門の分野は、文献学であって思想や国語など、

       言ってみましたらソフトの分野です。

       実際に掘って詳しい年代を確定出来得るのは、やっぱり考古学です。

       ハードとソフトは、両立で相まって補う関係です。

       さらなる考古学の進展を、まさに首を長くして望んでおります>      

ただ、一点だけ、苦言を言わせてもらえますれば、

桃は、日本に自生種があるのですから、

まだ、ここのあたりは解明途上であると思われます。

いずれにしましても、

建国当時の初代クニトコタチの よ(世)には、

まだ、稲作は始まっていませんから、

当然の事に、マメの類が多く食されていたはずでした。

圧痕からのマメの同定発見には、

乾燥状態の形状ではなくて、浸漬して水を含んだ形になると、

大豆は平たくなることが、キモだったんですね。

よくぞ、現代に再発見をなさってくれたことで御座います。

幾重にも感謝の念を思います。

ここに気が付くまでには、コロンブスの卵のような、

新視点が必要で、

気が付いたときのワクワク感は、

わたくしも、よくよく、想像できます。

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」での、

言葉の概念などで、

新解釈もよくよく出くわすのです。

このあたりになりましたら、思想家のレベルですね。

もう、直訳の人達には、理解困難なあたりかなと思われます。

なにしろ、ヲシテの文字のイメージについても、

基礎のホツマ文字・ヲシテ文字も読めなかったら解からないです。

もう、ムリです。

でも、2000年来に眠っていた、

漢字以前の時代での、新概念の発見だなんて、

すごい事柄に出くわすわけです。

全く同じ、ワクワク感ですね!

これこそが、

ヲシテの原字原文で読む醍醐味ですね。

隔靴掻痒、ヲシテの文字の読み書きが出来るかできないかが、

こっちと、あっち、そんなに違うかと、

やっぱり思ってしまいます。

このよと、あの世の違い程の差です。

           ・

さてさて、

直訳でやっていた大昔のころ、みんなこの、「秀真伝」の過程は踏むものなんですね。

わかりますよ。

もちろんのこと、です。

そのあたりの時には、

China語的な現代漢字語感で直訳してから、

物事を考えるので、

どうしても、おかしな話になるのでした。

「おじ」さんって、

漢字で書くと「伯父」なのか「叔父」なのか特定しないといけません。

でも、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の時代には、

わが国の伝統の話の事ですね、詳しい区別は、厳密には感覚として無かったようです。


直訳やっていても、直訳をもうやらない私でも解説文に現代的な文章にと、

まとめるときには、どうしても、悩みの絶えない事柄のひとつです。

長い文化文明の伝統が違うと、こうも、勝手が違うのは当たり前です。

お茶のことに例をたとうれますれば、

普通の右勝手と、真逆の左の勝手の違いのようなものです。

慣れるまで、湯こぼし(建水)の扱い方とかなどなどどうやっていいのか?

ちょっと迷いますね。

           ・

さて、今現代は、ほんとこのところの数年は、

第二次の直訳がらみのおかしげ余波の到来だと思っています。

図書館に行っても、

わたくしの著作が、開架から、閉架の方にと、

あちこちと移されて行っているような感じを受けています。

第一次の、直訳連中の貶めウェーブから、(吾郷清彦・鳥居礼などなど)

第二次の、直訳亜流の貶めウェーブにと、(今村聡夫などなど)

そう時代は移り変わってきたようです、と、

わたくしは感じて来ています。

いわば、贔屓の引き倒し。

結局のところ、「偽書」だ、「偽書」だ、の

インチキで誤認の評価を、振り撒くだけに終わっている。

つまり、これこそが、「おとしめ」の、

その作業である、と、

わたくしは、そう悲しんでおります。

いったい何がしたいのか? あの人達は???

どうも、流れは、行き付くところまでゆかないと反転しませんよね。

第三次の、貶めのグループが出て来てから、

それはいくらなんでも酷いだろうと、

そう言った、

大きな揺れ戻しの作業が、ここ、

数年から先に、出て来てからの事か?

大きな歴史認識の把握の展望には必要かなと思っています。

そうは、簡単には行きませんですよ。何しろ、『古事記』『日本書紀』で1300年ほどもです。

ほんとうに、この、厚い暗雲を打ち破る覚悟があるのかどうかですね。

かつて、もう、45年来にもなりますか。

その、本当の覚悟に達している方は、

ほんの、数えるほどで御座います。

それはそうで御座います。

当たり前のことで御座います。

日夜、自分の事だけで、まず、精一杯な事はたしかです。

            ・

そのことは、つまり、

残念なことに、ホツマ文字と言いましょうか、

ヲシテ文字・ヲシテ時代の文章の原文も満足にも読めないのに、

知ったかぶりで云々する人たちは、

自分では良い事をやっていると、

そう勘違いをしているという事なんでしょうね。

だのに、そんなおかしげなことに、気が付かないんですね。

残念なる、ちょっとヌケた好意なんです。

とにかくも、先は長い長い事で御座います。

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の、

本当の理解には、

ホツマ文字と言うよりも、

勿論のこと、ヲシテ文字という、

その概念が必要です様ね。

まだまだ、

世間の壁は厚い事で御座います。

簡単に説明をしましたら、

ホツマ文字・ヲシテ文字の、

ヲシテ時代での文章を、ヲシテ文字の原文でスラスラ読めない人は、

専門家でも何でもないという事で御座います。

この事柄・事項は厳然たる判断の基準です。

この基準は、千年の将来にわたっても不変の試金石であることは、

動かせない事実です。

 

            ・

それはともかく、

毎日の積み重ねが肝腎です。

 

もう、わたくし達夫婦でも、

不思議に、35年はすでに一緒に暮らしています。

そんなにも、何でも簡単明瞭にはゆきませんですよね。

良くもったとも思います。今も不思議に仲良しです。

こんな、酔っぱらいの時が多いわたくしと、

ほとんど飲めない女房です。

おたがいに、言い分は言わない方が良いですね。

でも、たまには、ちょっとだけ。が、適当かと思います。

そうそう、

今発酵中の納豆の良い香りが、2階にも漂って来ました。

いつ発酵を停止させるか?

判断が、近付いて来つつあります。

 

さて、

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」での、

「オヂ」のこと、

「伯父」「叔父」? どう書こうか?

こんな、たった一言の言葉遣いだけでも本当に悩むのです。

いつもいつも…。


― 追記 ・ 平成30年4月16日 ―

夢見の記事の事。

ヲシテ講習会を開催しています。

昔、松本善之助先生は

「集いを始める時ののりとこと」

「集いを終わる時ののりとこと」

のノリト(祝詞・ノト)を、

みんなで奏上することになさっておられました。

わたくしは、宗教っぽくとられてはよくないと、

そう言う意図から、これらを外していました。

でも、

もうそろそろ誤解を受けずにもゆく時期にも至りつつあるか?

とも思うのが、今朝の夢見でした。

その夢見で考えました、ノトの前文が、

「わたくし達は、シャーマニズムやアニミズムに逸することなく、

国祖クニトコタチの『縄文哲学』に立脚してゆくことを、

ムネ(宗)とします。これこそが『あめのみち』であるからです」

この前文のあとに、5・7調のノト(祝詞)を奏上するといいかと思うんです。

このノトは、これから考えて書きます。

なお、

このノトの、想いの中心の在り処は、

このメモのような事になります。

読みにくい字ですが、松本善之助先生の字に似てまいりました。

それで、UPすることをお許し下さい。

Isisue

4:00頃にふっと夢見に考えて、忘れないうちにメモった字です。

わたくしの綺麗で無い字が、ますます悪字に傾いてしました。

けれど、ミサイルが飛んで来て亡失してしまうのを、

このおそれも、若干は薄らいだにせよ、UPしておけば、杞憂も安堵です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月 6日 (金)

完熟のウメの、梅干しの事。梅とみかんの森農園さんの事。追記、梅酢は別に発送の事(完熟ウメが痛むので)。 武野紹鴎さんの旧宅の跡のクスノキの事。

鞍居桃満開になりました。 初春の頃です。

Kuraimomo1

もう、ハルの雰囲気もたけなわです。

ウメの便りが届きました。

Ume1

もう、実も膨らんできています、とのことです。

去年の、ウチの梅干しです。

Umehosi1

       <私は、絶対安心の24%塩分で漬けています。

        塩分補給が目的ですから、減塩なんてことは、

        毛頭考えません。

        酸っぱいから、3Lの大粒のひと粒だって、

        一回には食べれませんよね。

        どうせ、そんなにも、一食にたくさん食べられませんから、

        高濃度の塩分濃度なんて気に留める必要もないです。

        減塩してリスキーな保存の状態にする意味が何処にあるのか?

        長期の保存のための、梅干しだったはずです。

        ひと瓶パーにしてしまったら、大損です。

        サラダ感覚の理解は、

        もとから大間違いだと、わたくしは思っています。

        梅干しは長期保存が目的です。

        塩分濃度を低くして、

        傷んだものを無理して食べて病気にでもなったら大変です。

        塩分摂取量が多いと気になったら、

        使う梅干しを、半分だけの量にしたらいいのです。

        つまり、減塩で漬ける意味が私には理解不能です>

左側の梅とみかんの森農園さんからのウメで漬けた方が、

美味しくって、香りも良いので、

減りが早いです。

お箸で、ちぎれる柔らかさのおいしい梅干しです。

Mume

それで、小分け出しにして、

お箸でちぎって使っています。

でも、

ビックリしたのは、干すと、

もっと塩辛くなるんですよね。

当たり前なことですが。

24%の「梅漬け」の方が、まろやかで食べやすい!

 

森農園さんの完熟ウメは、

とっても綺麗でした。もちろん、ヘタは付いていません。

樹上完熟で落果の証拠です。

Ume3

去年は、3Lのサイズを漬けました。

今年も3Lのサイズにしようと思っています。

Ume4

どうしてこんなにも、

完熟なのに綺麗なのか? と不思議でしたら、

それもそのはずで、ネットで受けて完熟落果の実を、

やさしくやさしく収穫して、それで、香醇な完熟の果実を、

無傷での状態で届けて下さいますのでした。

Ume5

また、さらには、

出荷前には、きれいに水洗もして下さっています。

Ume2_2

それで、こちらも最高に助かります。

到着したら、そのままガラス瓶に入れて、

お塩を放り込んだら、万事出来上がりです。

また、

この、数年来、梅酢をその初めの時に入れておくと、

柔らかい完熟ウメが痛まないままに、

上手に漬けられることを発見しました。

梅酢の量は、漬物の、呼び水程度の感覚ですから、

5リットルのひと瓶に500ミリリットルも入れれば充分です。


それで、

去年に漬けた、森農園さんのウメ干しはとってもよくあがりました。

 

また、

こんなに柔らかい完熟ウメですから、

なにも、土用干しなんかする必要もありません。

勿論、硬くて酸っぱい青ウメを漬けたいお方で、

柔らかくしたいなら、土用干しの作業は、やっぱり必要ですよね。

それが、

完熟ウメでの、梅干し作りなら、

コトは、至って簡単です。

いわば逆転の発想です。

もはや、はじめから柔らかいんですから。干して柔らかくする必要はないんですね。完熟ウメだから、味わい香りはさらに最上です。

そして、

完熟したウメの梅干しも、十分に十二分に酸っぱいです。

パブロフの犬でもありませんが、ウチの梅干しを見ただけで、

わたくしの口の中には唾が溢れて来ます。

完熟ウメの梅干しが酸っぱいのだけは、

120%私が保証いたします。

 

 「梅干し」「梅漬け」

のお料理としての要点をまとめます。

 

1、塩分濃度は20%以上が適当。

(塩分摂取を控える意味では、一回の使用量を減らせばよい)

2、完熟ウメを使用するなら、土用干しは必要ない。

(「梅漬け」の状態の使用で、現代では不便はない。

なぜならば、お弁当箱はタッパウェア風になっているから。

もう、昔とは違う!

竹皮弁当なんて、若い人には、もうわからないですよね。

まあ、江戸時代など、素朴なものですよ。

ちょっと上等な折り敷き弁当ぐらいは、まあ何とか?

それでも、染みちゃうので、

昔ながらのお弁当の容器だったら「梅干し」の状態にしておくのがどうしても必要です。タッパと違って染み出て来てしまいます)

3、漬けはじめに梅酢を入れると、痛みなく漬けられる。

(家庭での振り混ぜ漬けのスタイルなら、重しは不要)


 なお、

漬けはじめてから、1週間程度は、

毎日、振り混ぜて、お塩を溶かして下さい。

これだけは重要項目です。

重しは、完熟の柔らかいウメちゃんにとっては、

つぶれたり、皮が破れたりする、

大きな負荷だけの事ですから、出来たら避けたいです。

そして、投入したお塩が全部溶けたら、

もう、振り混ぜの作業も必要ありません。

スーパーで、塩漬けのシソを買ってきて、

上に乗せたら、あとは、2~3か月待つばかりです。

青漬け(素漬け・白漬け)が好きなお方には、シソも必要ありませんですね。

            ・

 なお、森農園の森美和子さんから、

「梅酢」についてのメールが来ました。

転載致します。

       ∞    ∞    ∞

ありがとうございます。

梅酢を最初に投入すると、完熟梅が上手く漬かると言うのは、かなり有効な方法ですね。

前にも、夫から500ミリのペットボトルに梅酢を入れて、完熟梅お買い上げの方にプレゼントしたら?と、言う話も出ましたが、クロネコヤマトのサイズの厳格化により、あと、5キロの箱は一応、梅の箱ではなく、みかんの5キロの箱を使っていますが、ペットボトルが入る隙間がないのです。

 

また、

追加のメールです。(平成30年、2018、6月10日)

ー 梅酢を、同封すると、完熟のウメが傷むという、

   苦情が出て来たそうです ー

 

*今年の注文カートの備考欄に、昨年完熟梅と梅酢の同一梱包で、完熟梅が潰れて、傷んでいた実が、多かったとのご指摘を受けたこと。

 

*梅と梅酢を同一梱包すると、箱のサイズが5キロ(箱込みで100サイズ)が10キロサイズになり、

10キロの箱の時には120サイズの送料とクール便が必要になり、送料の追加をお願いしないといけないこと。

 

*梅酢をわざわざ買ってくださる方に申し訳ないこと。

 

以上の理由から、完熟梅をご注文下さった方にも

梅酢は、無償で、お分けできなくなり、

 

別便で、2リットルからお買い上げしていただくことになりました。(別途送料がかかります)

     ― 追加のメール、終わりです。 ―


梅酢を最初に投入すると言う方法は、本当に良いと思います。

Img_1584

うちでは、完熟梅お買い上げのお客様で、梅酢の出方が遅い方、不安な方には梅酢を送料のみでプレゼントしていますが、

だいたい、梅酢くださいと言われる方は

「減塩して、思うように梅酢が上がらない方」

と、「スーパーで、青梅を買って追熟して、梅酢が上がらないんです」と言う方が多いのです。

完熟梅と同時に送るので、その方には梅酢はプレゼントしていますが。

でも、池田さまのアイディアは初心者の方には有効なのでお伝えしてみます。

それから、初心者の方はだいたい20パーセントでつけてくださるのですが、

次の年、なぜか自信に満ちるらしく、スーパーの安い梅で減塩に挑戦して

「どうしたら良いですか?」の電話が来る方が多いです。

             ・   

森農園さんへのお問い合わせは、

こちらへ。

梅とみかんの森農園

女房の実家の大阪の森家とは、

特に親戚のことではありませんようです。

また、

土用干しの件に付いての、森美和子さんのコメントです。

転記します。

             ・

 

たしかに、皆さま、土用干し土用干しとおっしゃいますが、

土用の時期に梅を干すと言うことが、私ども農家にはなくて、年中干していて、今も今年の2トン~4トンの梅を漬けているタンクにまだ梅があり、必死になって干して梅干しにしております。

 

ですから、漬けた梅を土用あたりに干さないといけないと言うのは、池田さまのおっしゃる通り、それに焦らされると干すタイミングが合わなくなりますよね。

 

お仕事されてる若いお客様も多く、ネット環境があるお客様だからこそ、四畳半さんのサイトをご覧になってこちらにいらしてくださっているのですから、若い方が多く土日にしか干せないと言うこともうなづけます。

 

ですので、お客様の池田さまからの土用の時期に土用干しをしなくても良いよー!の提案は大変良いと思います。

 

 

こちらもありがたいです。

 

            ・

と、森農園の森美和子さんはおっしゃっておいでです。

土用干しの必要性は、

柔らかくする、

乾燥をさらに進めて保存を良くする、

の、意味です。

そう考えてまいりましたらば、

完熟ウメで20%の塩分濃度だったら、

土用干しなんてめんどくさい作業をする必要性は、わたくしにはあるとも思えないです。

 

ちなみに、干した場合の塩分濃度の概略の試算をします。

温かな天日と、温風で、土用には特に乾燥が進みます。

ざっと、半分に濃縮したとしますと、

塩分濃度は、こうなります。

干す前 ・ 干した後

16%→ 32%

20%→ 40%

かたや、干さなかった場合は、勿論そのままの塩分濃度です。

20%→ 20%

24%→ 24%

あれ?

干さない方が、低塩分で干した方より、意外に低塩分ですね。

 

なお、

「梅干し」「梅漬け」

のことは、平安時代・室町時代の言葉にもありますが、

梅干しについての「土用干し」のことは、近世以前には遡れそうにもありません。

確かに江戸時代だったら、現代のようなタッパーの密封容器もありませんし、

「梅干し」にしたら、携行にも便利だとは納得できます。

現代の場合ならば、

干(ほ)さなくても、「梅漬け」で十分だと言うのも可能なのではないでしょうか? 

梅干しの事。

もう少し詳しく調べてみました。『故事類苑』をURしておきます。

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『故事類苑』でみまして、江戸頃からのくわしい記述を、

閲しましたら、 塩分量も、20%から50%までと幅広いです。

50%もの、高濃度の「梅漬け」の場合などは、

塩の保存のために、梅漬けにしたとも言えましょうか?

ウメが保存剤としての感覚でしょうか。

ウメっぽいお塩。

夏の酷暑にうだったとき、お水に溶いて飲んだら、

熱中症にも効果がありそうです。

             ・ 

考察の、過程もUPしておきます。 

A、ウメ干しの殺菌などの効果は、

ほんの少量の摂取で絶大。

(二倍・三倍と、たくさん食べたからと言っても、それに見合ったほどの効果が増える事も無い) 

B、塩分濃度を、20%から、16%に減らしたら、

雑菌の繁殖率は加速度乗数的な上昇のリスクがある。

(瓶から分取する際に、雑菌が混入する。そして増殖する、そのリスクはとても大きい。

つまり、漬け上げた後の、使用状況での汚染からの問題です。低塩分のウメはです。漬け上げてから、冬を越すまで、春を越えても、ちょっとずつと使用をしてゆくわけですよね。幾ら分取の回数を少なくしてと思っても、雑菌は混入してしまいます。

塩分濃度の低減の効果と、

雑菌繁殖のリスクとのこのふたつの勘案で、

どう考えましょうか?

という事で御座います) 

C、常温での保存には、塩分濃度が20%は必要。

低塩分での常温の保管の場合は、保存料の添加や、低温保存のコストが必要になる。

(健康志向で、自家梅干しを漬けるのに、保存料を入れるの?)

 

結論、として、

常温の保存は塩分濃度20%以上が適切。

使用量の調節で塩分摂取量をコントロールすべき。 


要するに、濃い塩分濃度で漬けておいて、

使う時に、

少しづつちょっとだけ使う、が、

正解であると、わたくしは考えております。

 

完熟ウメの「梅干し」「梅漬け」は、

柔らかいので、お箸でぷちっと切って使えるから便利です。

そして、何より香りも味も最高ですから、

ほんのひと匙の1グラムほどで、

ビックリするほどのおいしさを、

醸し出してくれます。

それで、

そんなちょぼっとの、ひと匙が、

殺菌などの効果としても、十分な働きをしてくれるのです。

いかが、

それで、小分け出しにして、

お箸でちぎって使っています。

 

「低塩分」なるものの、はやりの呪縛について?

 ちょっとは、晴れましたでしょうか?

あやしげなる、と、

わたくしは思って居ります、

煽動に近いのではあるまいかと、

そう言う部類の、

オカルトめいたあやつりが「低塩分」の流行りなのでは? 

と、常々思って居ります事で御座います。


           ・

なおなお、

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の用例を、UPします。

全用例が「むめ」の「M」音の子音付きでした。「うめ」の用例は有りません。

Mume

とは申しましても「むめ」と言っても、

現代、何言ってるの? ですことになりますから、ここがむつかしいので御座います。

        ・     ・

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」でも、

ヲシテの字も読めない人が、さも専門家を気取るのは、

どう考えても、それは、おかしいお話しです。

ホツマ文字と言いますか、ヲシテの文字も読めないで、

何をかいわんや!!! の感じですね。

わたくしの感触です。与太話には眉に唾を付けて見て下さい。

ウメならば、美味しいウメを作って下さいますお方が、

最上級のランクですよね。

 

何しろ、

こんな苦労をなさって下さっていたんです。森農園さんは。

転載します。

          ・

そのかわり、輸送中の打ち身と、冷気により凍った状態のクレームはあり、すぐさま違う商品を、送り直したりして、箱の穴を詰めたり。手の入れるところのない箱を特注したりしました。 

お値段も最高級品のように付けているのは、拾ってきた梅を洗って、大きさに分け、洗った梅を除湿機に入れて乾燥させ、乾燥させた梅を、私と夫と姑の3人で、一粒一粒ずつ傷の少ないのを選びます。

その最後の作業に非常に時間がかかり、発送は、クロネコさんの締め切り時間が18時なので、それまでにクロネコに持ち込み、それから帰宅して、自分の家への2トンタンクへの漬け込み作業を、しますので、終わるので早くて夜10時、遅い時には12時回ってしまうこともあります。 

だいたい、午前5時過ぎから拾い、午前中に拾い終え、午後から、選別作業、箱詰めの流れになり、私はそこにネット事務、送り状書き、お振込みの確認となりますので、完熟梅発送の2週間は、睡眠時間が2時間くらいになってしまいます。 

 

本当に、網の上に落ちた完熟梅を発送している農家が少ないのは、こんな理由もあります。


         ・       ・

コトは、本来、シンプルなはずです。

何でもそういう事だと思います。

 

ウメの「ウ」も知らないのに知ったかぶりは、

もう、おかしっくって、っと言った感じですね。


         ・     ・  

 

それはそうと、上等の完熟ウメと、

もうちょっと、ランク落ちの、

黄色っぽい梅のことも、言っておかねばと思いました。

スーパーで、黄色くなって良い香りを放っていて安いのがありますが、

それは、青いうちに採って、

売れ残こって黄色くなった雰囲気の実です。

完熟のウメとは、違います。

でも、

この、早期採取で追熟のウメでも、

初期に入れる梅酢漬けの手法でやれば、

痛ませないようにと、上手く漬けることも可能です。

また、これも、常使いの梅干しにもいいかも?

やってみてもベターだと思います。

完熟のウメのベストの状態の最高級品と比べて、

味わいと、香りが、ちょっと落ちるというだけの事で御座います。

さて、目隠しで味の食べくらべをして、

はたして? 何人の人が、判別できるのでしょうか?

常使いの、

ちょっと難ありものと、

お客様用の、最高級の最上のものと、

ふた種類の、ウメ干しの作りもおもしろいです。

もちろん、お財布の優雅なお方様は、

そんな苦労は、無縁で御座いましょうが、

ウチでは、まだまだ、心得のところで御座います。 


 

そう言えば、

千利休の上のお師匠さんの、

武野紹鴎(たけの じょうおう)さん、

そのまた上の、お師匠の、

村田珠光(むらた じゅこう、しゅこう とも言う)さんは、常使いの薄茶(安物)を、

自分の位牌の前に、

供えてくれと、言い遺しておられました。

いつもいつも、

最高級品ばかりと言うのも、

言わばなんでしょうか、贅沢に過ぎるかも? ですよね。

と、言いますのも、

虫食いにやられるウメもなかにはあるわけです。

斑点のくっ付いてしまったウメもあるわけです。

落っこちた時に、たまたま、何かに当たった、ウメもある訳です。

捨てるには忍びない。

これが、「縄文哲学」にも通じる所でしょうか?

「わび」や「さび」のこころにも通じる趣きなのかなと、

わたくしは思います。


アマテルカミも、

「くつ(屑)お(を) すてなて(捨てない で)」と、おっしゃっておられます。

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「あおひとくさ」とは、国民の事です。

「アメミヲヤ」は、天地の創造の祖(ヲヤ)で、

わたくしたちの「縄文立国」の祖国の独特の祖神にあたります。

祖神と言うよりも、創世の祖(ヲヤ)と言った方が妥当でしょうか。

この真相が、

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」で、1300年ぶりにやっと判明しました。

それでなので御座います。

感動します。

アマテルカミのおこころのこと、

実に、感慨深いおこころです。

だからこそ感動なんですね。China思想の汚染の前のわが国の真相なんですよね。

 

とは、あれこれと申しましても、お客様のおもてなしには、

 

やっぱり最高の完熟ウメの梅干しですね!


 

         ∞       ∞ 


春もたけなわで、

武野紹鴎(たけの じょうおう)さんの、晩年の居宅跡を訪(たず)ねました。

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帰り道で寒そうだと困ると思って、セーターをマフラー代わりにして行きました。

ダンスで汗かきますからね。

おかげさまで、足腰鍛錬はかなり充実してまいりました。

秀吉は忙し過ぎだったでしょうね。

もっと元気に、老害に陥る事も無くて長生きしてくれていれば、

とも、そう思う事も私にはありました。

 日本人が奴隷に売られているのを、

それを見聞きした秀吉は、断固として拒否してくれたんですからね。

それこそ、伴天連による性奴隷ですよ、これこそがひどい話です。

口先では良い様なこと言って、実質は、奴隷売買に連れ去っていたんです。

伴天連って。

口先だけ綺麗が、いかにもわたくしには許せません。

詐欺師の人達が、嘘偽りでさもいい顔するのは、それは、放っておくのは許し難い事であるとわたくしは思います。

それで、伴天連追放と、踏絵だったんです。

拉致の問題にまじめに対処する安倍さんと同一の立場です。

「リベラル」?、の人達の対応の、「同情します」の、

その対応はおかしいですよね。

さて、

天下茶屋の事、

のちに、豊臣秀吉もここの清水が美味しいと言っていたんですね。

それで、殿下茶屋とか天下茶屋の名称になっていった、とのことです。

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クスノキがとっても印象深かったです。

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大阪の空襲でもこのクスノキは残ったんですね。

それと、お屋敷の北西にあった土蔵。

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幾星霜を感じてまいりました。

土蔵の前に飾られていたお花が、綺麗でしたが、不思議な花だなと思って、よくよく何の花だろうかと見ましたら、

造花でした。

なるほど、判別できないはずでした。さもありなん。

エセものだった訳で御座います。


秀吉の、つまり、彼ほどの知恵者だったら、

今の幼児性の国会の事を見聞きしたら、

顎が外れてもう、ハマらなくって困ることでしょうけれど、

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の事をも知れば、

また、

何か大きなアイデアを、構想してくるはずです。

 

そんな思いの、「天下茶屋」の跡でした。

 

松本善之助先生の事を、

おしのびした、画面も収録しておりました。

究極的には、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の、

ヲシテ文字の価値を、現代的に最大限に高めるという事ですね。

 

我がクニの独自の文字の復活です。


         ・

阿倍野神社の石段も、高いです。

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上町台地の南端の方です。

茶室への路には、

サクラの花びら絨毯のうつくしさでした。

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2018年4月 3日 (火)

ピサロの事。インカ帝国の滅ぼされの経緯について。軍事の必要性の事。その用いる要点は、情報・精神であること。

ピサロの、インカ帝国の征服が、

どうしても不思議でした。

どうして? あれほどの少人数で、

当時の大帝国だった、インカ帝国を征服し得たのか?

不思議な書題の『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンドさんの、

倉骨彰さん訳で、やっと解かりました。上下巻があります。

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このひと、

ジャレド・ダイヤモンドさんの、

眼光は鋭いと、

敬意の念を、わたくしは持ちました。

つまり、リスペクトですね。

過去、ニューギニア高地などに入った人類学者などの報告には、

わたくしは心を動かされませんでした。

ですが、

ジャレド・ダイアモンドさんは違います。

ニューギニア高地の先史あたりの生活をしている人の、

その優れた知恵について、

リスペクトしているんですね。


このあたりが、

全く違った優れたお方だと思います。

 

単なる世俗的な慣習からの位置決めをしないこと、

その個人の知恵の能動的な高さについて、

最も評価を高く感動を持ってする。

まさに、わたくしの価値観と共通であるからです。

過去は、過去であるにしか過ぎず、

未来は、今から開き行くものでしか有り得ない。

でも、過去の積み重ねで、

今があることは、どうしても、踏まえなくてはなりません。

過去の知恵をどう生かすかと言う意味で、過去は大切で御座います。

でもでも、

主力の注目点は、

未来の事ですからね。

 

それと、

大問題の課題は、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」は、

たった50年前ほどに現代発見と・現代研究が始まったばかりですから、

どこに何を習うと言っても、

松本善之助先生が、出発点です。

それも、

脳梗塞を発症なさいます、以前の、

シャキッとした松本善之助先生の意志が、

その、過去の時代のおこころが、

最も基本になります。

松本善之助先生が脳梗塞のご発症の以降は、

ずいぶんと、違うお気持になられておられてしまったのは、

やむなき、病状の為せるわざですね。

仕方無きことで御座います。

わたくしも、ボケないようにと、

気を遣う日々で御座います。

髪の毛も、ホヤホヤと、少しは生えて来ましたから、

少なくとも、あと、20年や30年は頑張ってゆけるかと考えております。

 

それはさておき、文明史の世界観についてたどってゆきましょう。

             ・

南北アメリカ大陸の、コロンブス以降の虐殺・征服史は、

よくよく、噛みしめるべしだと思いました。

それと、野生種のアーモンドは、

たった数十粒で致死量の青酸カリを含むのだそうです。

知らなかったら、えらいことになると、

そう思いました。ナッツを良く食べる私にはビックリで御座いました。

ちょっと意外には、

ジャレド・ダイアモンドさんは、日本のことは、

ご存じで無いことです。

 

けれども、

それは、わが国の学者の人達も同じようなものですから、

云々いってもしょうがない事だけは確かです。

馬野周二先生が『ホツマツタヱを読み解く』の、

書評を書いて下さっていました。

引用します。

『ホツマツタヱを読み解く』

 

     日本古代文字が語る縄文時代 

 

   池田 満 展望社 2001.11 発行

 

 

 池田満さんは長い間ホツマツタヱ(秀真伝)を専心研究しておられる方です。

戦後この我が国史の根本文献を発掘された松本善之助先生のかけがえのない

協力者として、この書の復元整備に絶大な貢献をされましたことは、斯界しかいに

誰知らぬ者は居りません。

 

 ですが、これまでの池田さんはいわば文献読解中心の研究者として見られて

きました。わたしもまた軽率にそう考えていました。

 

 ところがこの最新刊を拝読して、この人は今やそんな範囲を遥かに超えて、

本物の歴史家に変身していることを痛感しました。

 

 日本古代史に止まらず、歴史社会学の全スパンを通じて、これだけの深さと

幅をもって数千年の人間活動を分析した人は、少なくとも我が国にはまだ現れて

おりません。

 

 その説くところは高尚にして深刻、万事肯綮こうけいに当たっている。汗牛充棟かんぎゅうじゅうとうの

歴史家達の遠く及ぶところではありません。

 

 この書は今にして広く読まれるべき第一の書です。

 

 どうか必ず一本を書架に備え、熟読されんことを切望します。

 

           平成十三年十一月  馬野周二



   要点は、つまり、

その説くところは高尚にして深刻、万事肯綮(こうけい)に当たっている。汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)の

歴史家達の遠く及ぶところではありません。

つまりそういう事であるかとの事で御座います。

すなわち、

『古事記』『日本書紀』の原書の発見と研究のそのあとに、

わが国の歴史が、「国学」がはじめから構築をしてゆかざるを得ない、

という、

厳然たる事実に向き合う訳で御座います。

それが、『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の、

本来の位置で御座います。

言ってみれば、「汗牛充棟(かんぎゅうじゅうとう)の

歴史家達」というのは、一体何の役に立つのか?

『古事記』『日本書紀』の原書が発見された、

今現在に至っての話ですけれど。

と、馬野周二先生も喝破なさってくださいました。

           ・

さてさて、

そんなことはさておき、

ひるがえって、

わが国の事にも翻案してみましょう。

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」

その、

『ホツマ ツタヱ』のⅠ9アヤは、

馬事の事が記されています。

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軍事の事だったわけですね。

さらに重要なポイントは、

いつくしみが、わが国の統治の基礎にあるのが、

際だってあります。

『フトマニ』の、モ・ユンと、ヲ・ユンの項目を見ますと、

良く解かります。

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『フトマニ』にはわが国の枢要の精神、

「トのヲシヱ」が濃厚に表されています。

崇高なる文献の『フトマニ』を、

単なる吉兆・凶の二分の「占い」のレベルに即断しては、

わが大文明の真価を見誤ります。

そのことは、『新訂ミカサフミ・フトマニ』をご覧くださいますと、

お解り頂けるようにして御座います。

            ・

『古事記』も『日本書紀』も、

漢字文に訳されたことから、ひどい事になってしまっていますけれど、

8世紀ごろの、この種痘的なモノは、

案外に、役に立っていたのかも知れないと、

そういうようにも思えるようにもなってまいりました。

いわば、ピサロ対策とも言えましょうか?

とは申しましても、

わが国の漢字以前の大文明の高貴さを知り得ましたらば、

どうしても、

 

ここを、現代によみがえらせたいもので御座います。

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」での「ヲシテ国学」を、

です。

 

わたくしの、「国史」との出会いのことは、

こちらに記事にしていました。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2018年4月 1日 (日)

馬淵睦夫さん『国難の正体』

馬淵睦夫さん『国難の正体』

なるほどよく解かります。

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第一次大戦以降の大きな流れのうねりの在り処が、

よくわかります。

わたくしは、

旧版の単行本で読みまして、

今、ビジネス社からのこの新装版を注文したところです。

で、どう? 新装の改訂版に手直しされたのかも、

興味のところです。

ヲシテ国学の

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」の、

入門の総合解説書は、

『ホツマツタヱを読み解く』で、

まとまっていますが、

『ミカサフミワカウタのアヤ』の新発見もありました。

国語のヲシテ時代での解明も進みました。

『よみがえる日本語』も出版できました。

そう考えて来ますと、

ここまで、研究も進みましたし、

また新たな、総合的な解説書も必要かも知れません。

国家の未来についての、

グランドデザインを加えての総合解説書です。

わが国の精神的な独立の確かさをどう確保してゆくか? が、

最も肝要な事項であると、

改めて、理解を深めました。

それには、『古事記』『日本書紀』の原書の発見がありましたので、

China汚染されていない、

『ホツマ ツタヱ』など「ヲシテ文献」で再構築してゆく必要があるのです。

わが文明を確かにする第一歩になるからです。

Takadagawa

         <遠くカツラギの山を望む、高田の千本桜>                        

昨日は、

奈良盆地を流れる高田川の千本も植わっているともいわれる、

サクラが、まさに、満開で、

夕方のキサラキ(旧、2月)のモチ(満月)の、

美しかったこと!

Sakurakoi

      <コイも、桜見物していました>

まだまだやり行くことが多く残っています。

いずれの50年か、100年後の、

キサラキの モチの日に、とも、

西行さんのようにと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

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