ヲシテ時代の言葉と、漢字文献時代の言葉の違い
ヲシテ文献での、むつかしい事は、
言葉の時代を安易に混同すると、偽書におちいってしまう事です。
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このことは、
誰しもが経験する初期の段階でのことです。
たとえば、
はじめの行は、
「それわかは わかひめのかみ」
と、あります。
それなら、
「其れ 和歌 は 和歌姫の神」
と、訳すれば、良いじゃないか。
と言われるのが多いのですが、 もう既にここで、大きく誤訳・意味の取り違いが生じているのです。
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ヲシテ文献での、
「わか」 とは、
「若返る」から「ワカ」であることが、はじめの巻初に重々と解説がなされています。
ですから、単に「わか」を 「和歌」と訳するのは誤訳になるわけです。
また、
現代語の「和歌」のイメージに固定化がなされると、困るのです。
どうしてか? といいますと、
ヲシテ時代の「わか」の言葉には、「地面・地球が光り輝きて」というイメージもあるのですね。ヲシテ文字の形から読み取れることです。
これが、捨て去られてしまうから困るのです。
また、「漢詩」に対して名付けられた意味合いとしての「和歌(やまと うた)」の名称から、漢字国字化時代以降の雰囲気が強くなってしまいます。これは、間違いです。
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次の問題点として、
「わかひめのかみ」
は、
「和歌姫の神」と訳して良いじゃないか?
と思われやすいのですが、
「わかひめ」を「和歌姫」とするのは、先に挙げた意味合いで、
大きな誤訳です。
「かみ」を「神」とするのは、ここも大きな誤訳が含まれてしまうのです。
ヲシテ文献で言う
「かみ」とは、この用例の場合「むかし(昔)」の意味が、
半分ぐらい含まれています。
あと半分の「かみ」の意味は、「カミ(偉人・偉い人)」としての尊敬語です。
と、申しますのも、
「ワカ(5・7調、31文字のウタ)」での表現方法では、特別な手法があります。
いろんな掛詞(かけ ことば)を、縦横に張りめぐらすことがなされるのです。
それで、
短い文章の行間に優雅で複雑な雰囲気を表現する、
高度な、文章技術です。
これを、「添意」と名付けました。
つまり、 この「かみ」の用例の場合は、
「むかし」の意味と、「カミ(偉人・偉い人)」の意味の、
ふたつのイメージを表しているのです。
もう、おわかりですね、
「神」と訳したら、大きな誤訳です。
さらに、
「神」だったら、この世には存在しないモノですね。
そうではなくて、「わかひめ」さんは、ちゃんと、この世にて生存されていた、
お方です。
安易な直訳、これが、誤訳の「秀真伝」の酷い酷い蟻地獄のようなものに堕落・墜落する始まりなのです。
下手に訳すと、誤訳になる。
「秀真伝」は、つまり、偽書です。誤訳創作性偽書ですね。
「完全誤訳秀真伝」100%誤訳と言う事ですかね?
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古史古伝、は「偽書」です。 お間違えなく!
「秀真伝」も「偽書」の一種です。
「秀真伝(しゅうしん でん)」は、ヲシテ時代の人名を
漢字表記してるので、スグ分かります。 お間違えなく!
せっかく見つけた、漢字以前の高度な縄文日本の文明、
なのに、外国文化の色眼鏡で貶めて見ようとする、構造的な間違いです。 偽書ですね、気持ち悪いですね。
共に、即、廃棄してください! 捨ててくださいね。
偽書運動には、終末を迎えさせなくてはなりません!
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