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2006年8月31日 (木)

「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その5

ヲシテ時代(漢字以前の日本)の自然神の「たつ」には、人々は尊敬の念を持っている事が解かりました。

でも、単純に尊敬の念ばかりでもなかったのですね。

つまり、

他の自然神の起こした事象の事で、ひと悶着があったときに、 人と自然神の間の位置関係が判明する事例があります。

    ~   ~   ~

このとき問題になったのは、他の自然神の「うつほ(気体)」の「ウツロヰ(うつ ヲ カミ)」の起こした災いでした。10代アマキミとなられる、ニニキネさんの青年期の時に、「うつほ(気体)」の「ウツロヰ(うつ ヲ カミ)」が災いを及ぼしたのです。せっかく、ニニキネさんの新宮の完成があったというのに、なのでした。

『ホツマツタヱ』 21アヤに出典する、故事です。

Photo_171

新田の開発に、その、みこころを熱くなさっておられる、ニニキネさん(みまこ・アマテルカミのお孫さんに当たられるので)

新田開発の拠点になるのが、「にいはり」の新宮殿です。

いまの、茨城県の筑西市(ちくせいし)の古郡(ふるごうり)に、位置します。

「にいはり」の新宮殿の完成が報告されますと、居ても立っても居られません。ニニキネさんは、夜中にご出発なさいました。

古くから栄えていた、「つくば」のミヤ(宮殿)から、北西の方向に御輿(みこし)は進みます。ちょうどこの日の日中には、御兄(おにい)さんのアスカ ヲ キミからも、お祝いが寄せられます。第一の重臣のフトタマさんを使者に遣わしての、祝賀です。

Photo_174

ニニキネさんのご一行は、筑波山付近から、北西の方向の「にいはり」の新宮殿に向けて進んで行かれました。

トサト(十里)来たところで、稲光を見ます。それは、「にいはり」の新宮殿の方であるのでした。

ここで、地図を見て見ますと、

今でも、十里の地名が残っていて、さらに、桑山神社もあります。

雷に、桑原桑原という言い草を、つい思い浮かべてしまいます。

Photo_175

茨城県筑西市桑山の地区です。 ここで、酒徳利に「十里」と書いた江戸時代ぐらいのを見かけました。頼んでは見ましたが、家宝だからと、譲ってはもらえませんでした。いくらでも、出します(ポケットはいつも軽いですが)と、言って頼んだのですが、お金ではないのです、よ、ね。  要は、信頼ですね。

                  ・

さて、折角の新宮殿に、落雷です。

Photo_177

ニニキネさんは、祖父のアマテルカミ(ここでは、アメ・アとして表現されています)に、事の次第を報告なさいました。

するとどうでしょうか。

あの温和でおやさしいアマテルカミが、「なさけなき (ウツロヰ・ウツ ヲ)やしろ ひしげ(毀してしまえ)」と、厳しい強い語調でおっしゃったのでした。

自然神というものは、人よりも下位に位置づけがなされていた事が解かります。

縄文時代・弥生時代の真実は、ここにありました。

   ~   ~   ~

一方の、隣国の、

China(中国)の方での、「龍」の意味を見て見ましょう。

『説文』(『説文解字』ともいう、中国後漢時代の永元12年(100)頃、許慎が編纂した辞典)には、

「龍鱗蟲之長幽能明能細能巨能短能長春分而登天秋分而潜淵」

とありますように、

ヲシテ時代においての、「たつ」にあった働きの「防火・鎮火」

のことは、片鱗もないのが、

China(中国)の方での、「龍」の意味です。

(引用文の『説文』が読みにくいと、言われそうですので、大意を、付けます。 

 「龍は鱗蟲(うろこむし)の代表です。幽(かすか)にも出来、明(あきらか)にも出来、細(ほそく)にも出来、巨(おおきく)にも出来、短(みじかく)にも出来、長(ながく)にも出来る。 また、春分には、天に登り、秋分には淵(ふち)に潜る。」

 と言うような内容です。  <龍>は、大した内容では、ありませんね)

       ・

つまり、

ヲシテ時代の「たつ」の言葉に、

China(中国)の漢字の、「龍」を単純に当てるのは,

どう考えても、誤訳であると言うことになります。

誤訳はいけません、わが国の古代の尊さを、貶(おとし)める行為であるからです。

わたくしが、誤訳が許せないと、

このように叫ぶのは、間違いなのでしょうか?

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2006年8月30日 (水)

「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その4

ヲシテ時代(漢字以前の日本)の自然神の「たつ」には、人々は尊敬の念を持っていました。

「たつ」が居てこそ、富士山の噴火に歯止めが掛かっているのだと…。

そのような感覚が、ヲシテ時代での自然神にあります。

人の生活をサポートしてくれる、そんな位置づけですね。

(あが)め、恐れる対象とは、ちょっと趣(おもむき)が違います。

           ・

そんな「たつ」の中でも、人々から尊敬が寄せられるのが、「たつ の キミ」ともなる「たつ」です。

ミチに迷っている、トヨタマヒメさんに、義父のニニキネさんが、お諭(さと)しになる時、「たつ」のキミの成長過程に譬えてのお話がありました。

Photo_172

あなたが、恥ずかしいと思っていることは、

実のところは、あなたに責任などないのですよ。

覗き見した、夫の、ホオテミが悪いのです。

‘ミ・イキ’の教えの事を、考えてみて下さい。

「たつ」の子が、成長して…、 やがて「タツキミ」に成ってゆく時の‘ミ・イキ’です。

「たつ」の子は、千年の間、海に住んで、「たつた」の鎮火・防火の働きを会得します。

こうして「たつ」になった「たつ」の子は、次に千年の間、山に住みます。ここで「たつ」の力の及ぼし方を学びます。

このあと「たつ」の力の活かし方を、里に住んで千年の間、学ぶのです。

こうして、‘ミ・イキ’を悟って初めて「タツキミ」に成り得るのです。

Photo_173

「たつ きみ」の‘ミ・イキ’を、人に応用してみましょう。

人での‘ミイキ’は、ハ イキ(ワ イキ)、ア イキ、ヒト イキの合わせての‘ミ・イキ’です。

1、ハ イキ、とは命が一番大切であることを悟ること。

2、ア イキ、とは社会的な健全さのことです。

3、ヒト イキ、とは男女間の中の良さを意味します。

このように諭された、トヨタマヒメさんは、勇気百倍になったのでした。

    ~   ~   ~

この、「たつ」の子の千年の話は、

丹後の宮津の天橋立に伝わっています。(『九世戸縁起』室町時代頃

おそらく、トヨケカミからアマテルカミに伝えられ、そののちにニニキネさんに伝えられたのでしょう。  また、その名残りが由緒の深い智恩寺(ちおんじ)に伝承されたのであったと推測されます。 尊いことです。不思議なことです。

天橋立に、行かれるときには、是非とも智恩寺を訪ねて下さい。巻物の『九世戸縁起』(くせと えんぎ)の実物は、 京都の国立博物館への委託収蔵になっていますが、智恩寺の広い境内(けいだい)の何処かにトヨケカミ・アマテルカミのお宮の跡があったと伝承されています。 その、真実の場所を探し訪ねる事は、興味津々です。

                         ・

なお、7月の夏のお祭りには、「たつ」も登場します。天橋立の行事です。智恩寺・文殊堂、出船祭り。

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2006年8月29日 (火)

「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その3

「たつ」の活躍の色々について、

詳しく見て見ましょう。

身近なところでは、家々の建屋(たてや)の内にも働きがあります。

Photo_166

漢字で、鴨居や敷居と書いてしまうと、深い意味合いが判らないままですが、

(す)れて熱くなりやすいと個所に、水鳥の名前を付けて防火・鎮火の助けとして、「たつた」のカミを招いたのですね。

漢字の当て方について、吟味してみますと、

鴨居は、まあ、何とか良しとしても、

敷居は、いけませんね。 本来は「しぎ(水鳥の」が原意ですから、敷居は誤訳です。誤訳は、困りモノです。

           ・

「たつ」と、「たつた の かみ」との関係については、

「たつた」のカミの、最も具現化したはたらきが「たつ」であったことは、

前項、その2の記事に引用した『ホツマツタヱ』24-76~77の典拠に明らかです。もう一度、掲示しておきましょう。

Photo_167

詳しい解説は、こちらに。

            ・

さて、形而上の働きが、物質に具現化してゆくにはさまざまな経緯を必要とします。

自然神の8神のそれぞれの具現化にも、物語があります。

1、ウツロヰ (気体)

2、シナドベ (かぜ・熱くないエネルギー)

3、カグツチ (ほ・熱いエネルギー)

4、ミツハメ (液体)

5、ハニヤス (固体)

6、ヲヲトシカミ (穀物の豊穣)

7、スベヤマズミ (森林治水)

8、タツタヒメ (防火・鎮火)

の自然神のうちの具現化にて、うまくいった物もあれば、そうでもなかったモノもありました。

Photo_169

「おころ」とは、現在で言いますれば、‘もぐら’のことです。

真っ暗な、地面に住んで、モグモグとやっているモグラは、

口を開くと真っ赤です。

どうも、カグツチ (ほ・熱いエネルギー)と、ハニヤス (固体)との間に産まれた生物のようです。

「たつ」になりたい、「たつ」になりたい、 と、

手を掻いて、口をモグモグやりどうしです。

でも、「たつ」に成り損(そこ)ないの‘おころ(もぐら)’にも、役立つ役割があります。

土の中に、カグツチ (ほ・熱いエネルギー)のエネルギーを吹きかけて、災いを防止する力がある。これは、尊いことだ。 と、ニニキネさんから、特段のお褒めを賜ることが出来たのでした。

    ~   ~   ~

ひと(人)が日常の生活を送る上で、「ほ(熱いエネルギー)」は重要であると共に、その取り扱いには細心の注意を必要とする、危険なものでもあるわけです。

有用な働きであっても、危険なもの、

それと、ひと(人)はどう向き合ってゆくべきか?

それが、「たつた」のカミ、でもあり、

その具現としての「たつ」であったのです。

何か困った時には、「のりと」を述べると良いと、『ホツマツタヱ』22アヤに出典があります。

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防火・鎮火の働きを期待し、委託するのが「たつた の かみ」「たつた ひめ」でした。

その、具現化が、「たつ」だったのでした。

火の災いから、ひと(人)を護る。これが、「たつ」です。

隣国の、中国(China)の「龍」の概念とは、大きく異なります。

漢字以前の日本は優れています。 しかし、一方、諸外国については、それほどの事はございません。

漢字以前のヲシテ時代の「たつ」の概念の、その、独自性・高度さには、またしても驚くばかりと申すばかりです。

漢字以前の時代の日本の先進性について、おおよそ、グローバルに見ても他に比肩出来る文明があるのかどうか? 私は、対抗馬も見つけられないでいます。

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2006年8月28日 (月)

「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その2

さて、「たつ」について、ヲシテ時代の真相に迫るために、

所属する範疇の、自然神の枠組みについて、先(ま)ず先に見て見ましょう。

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そもそも、自然神は、7代目アマカミのイサナギ・イサナミさんの時に、

名称の正式な決定がなされました。

1、ウツロヰ (気体)

2、シナドベ (かぜ・熱くないエネルギー)

3、カグツチ (ほ・熱いエネルギー)

4、ミツハメ (液体)

5、ハニヤス (固体)

6、ヲヲトシカミ (穀物の豊穣)

7、スベヤマズミ (森林治水)

8、タツタヒメ (防火・鎮火)

この8神は、こよみ(暦)・天地自然の巡行を大過なきように護るための自然神としての位置です。

さて、この8番目の、タツタヒメ (防火)の具体化の働きこそが、「たつ」であったのでした。

    ~   ~   ~

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「このしろの たつたつた の かみのこと」

の文章から、富士山の頂上にある小池の‘このしろ’池に、

「たつ」が住んでいて、自然神のタツタヒメの具現化されたものである。

と、考えられるのです。

富士山は、幾度となく噴火してきていて、その噴火を抑えている象徴が、頂上の‘このしろ’池に住む「たつ」なのでした。富士山の噴火を押さえるほどの力が‘このしろ’池の「たつ」にはあるのですよね。まさに、防火・鎮火力のトップと言って差しさわりがないでしょう。

ニニキネさんの、富士登山の時には、山頂の付近に住む‘みやことり(イワツバメ)’が盛んに飛び廻っていました。そこで、‘らばな(雌花・植物名は不詳)’を投げてやりますと、‘みやことり(イワツバメ)’がとっても喜ぶように遊び戯れました。これは良い験(しるし)であると、衣装の柄になさったのでした。めでたい時に、天皇さまがご着用になられる‘とりたすき’の意匠(デザイン)は、この故事に基づきます。

この、『ホツマツタヱ』24-75~76の、出典個所にて、おおよその、「たつ」のもつ雰囲気がお解かりいただけると思います。

    ~   ~   ~

さて、

思い起こしてみますと、

アマテルカミの誕生祈願に、富士山の頂上でのお祈りの事がありました。

Photo_165

「ぎみ」とは、7代アマカミのイサナギさんのことです。

「はらみやま」は、富士山を指します。

その、「いけみず」とは、まがうことなく、‘このしろいけ’の事ですね。

アマテルカミの

ご出生祈願の洗眼の祈りは、‘このしろいけ’で行われたことが判ります。

今現在では、‘このしろいけ’は空池だと聞きます。

でも、

アマテルカミのご出生祈願の時には、水の湛(たた)えられてある池であったことも判明します。

          ・

アマテルカミと、「たつ」の関係についても、

ご理解が得られたのではないかと思います。至って、感動的な・象徴的なことでもあります。 この感動を、深く実感して頂くためにも、今回は、ここにて文(ふみ)つづりを止(と)めておきましょう。

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2006年8月27日 (日)

「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その1

簡単なようで、「たつ」の概念のヲシテ時代における意味合いを、

現代に説明するには、至難なステップが幾つもあります。

昨日も、私の言うことは難しいと、遠来のご婦人(女房の古い友人)

言われたばかりです。

でも、

漢字以前のヲシテ時代には、高度な文明があったのですから、

本当に解かろうとすると、

どうしても、難しくなってしまうこと、これを避けるすべをわたくしは持っていないのです。

ここは、どうしても乗り越えて下さいませ。

漢字以前の、日本は、とっても素晴らしいのです!

だから、現代人にとって難しいのです。

         ・

いつもの事です。

何かの言葉を調べようとしましたら、用例の検索を、初めにするのが、私のやり方です。

「たつ」の用例は結構多くて、

『フトマニ』     2例

『ミカサフミ』   10例

『ホツマツタヱ』 62例(類例を含む)

が、ありました。 そのうちには、「波立つ」や、「建つ柱」、「さが(罪)を断つ)」、「出で立つ」など、同音異語の「たつ」の言葉が混じっています。

それらを除いて、自然神としての「たつ」に関連する用例だけに限定してみましょう。 すると次のような、数字になります。

『フトマニ』     0例

『ミカサフミ』    0例

『ホツマツタヱ』 25例(類例を含む)

             ・

さて、この、『ホツマツタヱ』 25例(類例を含む)の、

自然神としての「たつ」に関連する用例のリストを掲示しておきましょう。

0-19、0-19、8-82、17-88、21-11、21-12、21-45、22-11、22-11、22-13、22-24、22-25、24-63、24-76、24-76、26-16、26-32、26-32、26-32、26-35、26-35、26-35、29-18、39-30、39-36。

これらの用例について、

すべて、破綻をきたさないように、その語彙の意味・その概念を考慮してゆくのが、

私の手法です。

また、

自然神というものについての、全体的な把握の仕方を確定させるために必要な重要個所が、このほかにあります。これは、次の個所です。

『ホツマツタヱ』  22-1から22-12

『ホツマツタヱ』  21-49から21-66

(『フトマニ』・『ミカサフミ』にも数箇所ありますが、ここでは、割愛します。あまりに複雑になり過ぎてしまうからです。)

           ・

さて、

こんなところで、

今日は、時間がなくなりました。

またの日に、この続きを展開することとさせてもらいましょう。

           ・

真名さんが、難解歌についての新解釈を提示なされました。こちらを、どうぞご覧になって下さい。

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