「たつ」とは何か? 漢字以前の自然神とは? その1
簡単なようで、「たつ」の概念のヲシテ時代における意味合いを、
現代に説明するには、至難なステップが幾つもあります。
昨日も、私の言うことは難しいと、遠来のご婦人(女房の古い友人)に
言われたばかりです。
でも、
漢字以前のヲシテ時代には、高度な文明があったのですから、
本当に解かろうとすると、
どうしても、難しくなってしまうこと、これを避けるすべをわたくしは持っていないのです。
ここは、どうしても乗り越えて下さいませ。
漢字以前の、日本は、とっても素晴らしいのです!
だから、現代人にとって難しいのです。
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いつもの事です。
何かの言葉を調べようとしましたら、用例の検索を、初めにするのが、私のやり方です。
「たつ」の用例は結構多くて、
『フトマニ』 2例
『ミカサフミ』 10例
『ホツマツタヱ』 62例(類例を含む)
が、ありました。 そのうちには、「波立つ」や、「建つ柱」、「さが(罪)を断つ)」、「出で立つ」など、同音異語の「たつ」の言葉が混じっています。
それらを除いて、自然神としての「たつ」に関連する用例だけに限定してみましょう。 すると次のような、数字になります。
『フトマニ』 0例
『ミカサフミ』 0例
『ホツマツタヱ』 25例(類例を含む)
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さて、この、『ホツマツタヱ』 25例(類例を含む)の、
自然神としての「たつ」に関連する用例のリストを掲示しておきましょう。
0-19、0-19、8-82、17-88、21-11、21-12、21-45、22-11、22-11、22-13、22-24、22-25、24-63、24-76、24-76、26-16、26-32、26-32、26-32、26-35、26-35、26-35、29-18、39-30、39-36。
これらの用例について、
すべて、破綻をきたさないように、その語彙の意味・その概念を考慮してゆくのが、
私の手法です。
また、
自然神というものについての、全体的な把握の仕方を確定させるために必要な重要個所が、このほかにあります。これは、次の個所です。
『ホツマツタヱ』 22-1から22-12
『ホツマツタヱ』 21-49から21-66
(『フトマニ』・『ミカサフミ』にも数箇所ありますが、ここでは、割愛します。あまりに複雑になり過ぎてしまうからです。)
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さて、
こんなところで、
今日は、時間がなくなりました。
またの日に、この続きを展開することとさせてもらいましょう。
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真名さんが、難解歌についての新解釈を提示なされました。こちらを、どうぞご覧になって下さい。
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