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2006年4月 2日 (日)

物忘れ ・ ‘角筆’文献

日本民族は、物忘れが得意なことだと思う。

つい100年前までは、普通に使われていたことが、

現代では、忘れられていることも多い。

‘角筆’文献はその例として、(かくひつ)

最適だ。

‘角筆’なるものは、明治天皇の御物の中にも有るというのに!

Kakuhitu1_1

宇和島市の旧家に保存されていた、

象牙質の、美しい‘角筆’

18歳で亡くなってしまった「弥生」さんの遺品。

竹製や、木製が多い中で、象牙質の‘角筆’は、珍しい。

Kakuhitu2_1

‘角筆’で書かれた文字を撮影することは難しい。

以前、三重県の県立図書館で、四苦八苦しながら

撮影していたら、

「なにを写しておられるのですか?」

と、図書館の司書の人に、聞かれた。

ベテランで、優秀な、司書の人でさえも、

‘角筆’文献のことは知られていないのだ。

Kakuhitu3_1

宇和島市の旧家で発見された‘角筆’の文字。

右上の余白に、薄いくぼみ文字で「ボウシツ」とある。

見えるだろうか? 本物の現物を見ても、それと解かるまでに、

初めての人で、10分ぐらいかかる。(説明しても!

‘角筆’で書くのは、現代で言うと、蛍光ペンで忘備メモを書くようなものだ。

    ~  ~    ~   ~    ~  ~

‘角筆’文献のなかには、見ごたえのある美術品もある。

高野長英が、獄中で書いた、漢詩の手紙は、すばらしい。

高野長英(1804~1850)の壮絶な生き方を、如実に実感することが出来る。

それは、本物の実物でのこと。

高野長英記念館(岩手県奥州市<旧・水沢市>)に、

展示されているレプリカには、

その、伝わってくるものがない。

ほんとに、良くできたレプリカなのだが…。(‘爪書き’ともいう)

やはり、本物にあたらなくては、と思う。

所蔵家の了解が得られたら、

この場所に、

苦労して撮影した、

写真を公開出来ればと願っている。

それまでは、宇和島市でのゆかりの石碑で、偲んで頂ければと、

Takanotyouei1

   ~  ~    ~   ~    ~  ~

たった100年前の、

‘角筆’文献でさえも、忘れ去られ…、 だった。

そんなことだから、

2000年を溯るような、

ヲシテ文献のことが、サッパリと忘れられていても、

決して不思議なことではない。

   ∽   ∽   ∽

なお、角筆文献の研究については、

小林芳規先生が切り開いてくださっておいでであります。

『角筆文献研究導論』 (汲古書院) を、

是非、お読み下さいますよう。

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コメント

高野長英の、角筆の詩文の掲載は、
残念ながら、今回は許可を得ることが出来ませんでした。
そのうちに、書籍にまとめる時には、もっとうまくお願いをしまして、掲載をお認め下されますように、尽くします。

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